友人の一人が憤慨していました。テレビでアナウンサーが、「その角で、焼き芋が売っていました」と言ったそうです。
焼き芋が、ではなく、焼き芋を、でしょう!というのです。確かに焼き芋が売っている、というのは変な表現です。
考えてみると、最近は全然大丈夫とよく言いますが、元々全然は、大丈夫ではないに使う言葉でしたね。
また、何気に見るという言い方もよく使われます。正しくは、何気なく見るではないでしょうか?
とはいえ、言葉は使用頻度によって変わったり、時代により変わるので、いちいち目くじらをた立ててもしかたないのかもしれません。この目くじらを立てるという言い方も子供たちは知らないかもしれませんが。
国語でも英語でもやはりたくさん読書をすることで様々な言葉を覚えることができます。今は使われなくなった言葉でも知っていると世界が広がります。一度脳に入った言葉は特に覚えようとしていなくても、体に染み込んで残ります。目くじらをたてるのではなく、昔の言い方、今の言い方を比べてみるのもおもしろいかもしれませんね。
岡田