今日は振り返りの質を高める方法としてよく耳にする「KPT」について紹介していきます。
KPTとは?
・K:KEEP(成果が出て継続すること)
・P:Problem(解決すべき課題)
・T:Try(次に取り組むこと)
の3つの頭文字をとった言葉で「よかったので続けたいこと」「問題点で解決していきたいこと」「次にどうするかを具体的に考えること」に関して振り返る方法になります。
これを勉強に当てはめる以下のような例になります。
<数学テストKPTの例>
■Keep
・焦らずすべての問題を解くことができた。
・計算問題でのミスがなかった。
■Problem
・丁寧に解き過ぎて応用問題に時間をかけられなかった。
・応用問題の部分点がほとんど獲得できていなかった。
・時間ギリギリで解答が完了したため、見直しの時間がなかった。
■Try
・計算問題を解くスピードを上げる。
・部分点をもらえるように記述力をあげる。
このように、次のテストで実践することや、普段の勉強でやるべき「Try」までしっかり考えることで、「次はこうしよう」と考えているのです。
振り返りに関しては、どうしても多少面倒に感じたり、いい加減になってしまう方もいらっしゃると思います。
しかし、今やっていることの質をどのように高めればいいか、という自己分析を適切に行えるほうが振り返りの質もあがり、人と同じことをしていても結果を出しやすいです。
みなさんも振り返りを習慣化することで、自分の努力と向き合いながら勉強に取り組んでいきましょう。
福原